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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 132

「いきなり曲がる・・・?」 

「どうしました、西園寺さん」 

急にコインパーキングに向かって乗り入れた車の中で頭をぶつけてうめいた要の視線に何かが映っているようで誠は彼女の視線の先を見た。

「あそこ、あまさき屋ですよね」 

誠が見た先には何かの後のような人だかりができていた。それぞれ笑顔を浮かべながら立ち去る様子。それを察したアイシャは当然のようにカウラが車を停めたのを好機として扉を開く。

「突然降りるな」 

「良いじゃないの・・・誠ちゃんも見たいでしょ?」 

「見たいって・・・」 

呆然としている誠を車から引っ張り出してそのまま歩き始めるアイシャ。驚いたように車を飛び出した要がその後に続く。

「なんだよ・・・オメエは知ってんのか?」 

要がそう言うのを聞きながら誠があまさき屋の店先を見るといつものように猫耳をつけてジャケットを着たシャムと中学校の制服姿で同じく猫耳を付けたあまさき屋の看板娘の小夏が子供達と握手をしていた。

「何やってんだ?オメエ等」 

そう言うとそのまま小夏をにらみつける要。いつものようにそのガン付けににらみ返す小夏。

「知らないの?二人で漫才してるのよね」 

「漫才?」 

アイシャが当然のように言うので誠も少しばかり驚いた。要もまた珍しそうにシャム達の隣で困った表情を浮かべているラン、ラーナ、茜の三人に目をやった。

「副長・・・良いんですか?」 

「おう、着いたか」 

「着いたかじゃなくて・・・」 

ランも少しばかり戸惑ったような表情で満面の笑みのシャム達を眺めていた。

「まあ・・・仕事が終われば別に良いんじゃねーの。それほど任務に支障はなさそうだしな。ただ・・・」

「ネタが分かりませんわ・・・どこで笑ったら良いのか・・・」 

ランと茜は首をひねりながらシャム達の後ろの引き戸を開いて店の中に消えていった。

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