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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 138

「島田・・・出動関係の事例集。見てねーのか?」 

「そりゃあ甲一種出動は使用兵器の制限が無くなりますが・・・反則ですよ、あの三機は」 

島田の言葉に自然と誠は頷いていた。誠の愛機のアニメヒロインが大量に描かれた05式乙型も法術対応のアサルト・モジュールだがクロームナイトクラスとは桁が違った。法術師の展開する干渉空間にエネルギー炉を転移してメイン出力を確保。ほとんど現在の技術の最先端クラスでとても一般部隊では運用不可能な高品位パルスエンジンを搭載した機体には正直勝負を挑むのが馬鹿らしくなるほどだった。

「反則だろうが失格だろうが関係ねーんだよ。アタシ等は司法実働部隊だ。兵隊さんと違って勝たなきゃならねーし、勝つときは圧倒的じゃなきゃならねーんだ。わかるか?」 

どう見ても小学生が飲んだくれているとしか思えない光景。言っていることの理屈が通っているだけに誠は一人萌えていた。だがその萌えを我慢できない存在がこの店にはいた。

「ランちゃん!」 

立ち上がるとアイシャはそのままずかずかとランに近づいていく。

「お・・・おうなんだ・・・!くっつくな!」 

不意を付いてアイシャはランに抱きついて頬擦りを始める。

「なんてかわいいの!萌えなの!」 

「うるせえ!離れろ!」 

「慕われていますのね、クバルカ中佐は・・・ちょっと妬けますわね」 

「茜!くだらねーこと言ってねーで助けろよ!」 

ばたばたと暴れているランを横目に見ながら笑顔の春子が料理を並べ始めた。

「いつも申し訳ありません」 

「カウラさんが気にすることじゃないわ。それに本当にいつもごひいきにしてもらっちゃって。うちは保安隊さんがいなくなったらつぶれちゃうかも」 

そう言いながら頭を撫でる程度に譲歩したアイシャの愛情表現に落ち着いてきたランの目の前にアンキモを置く春子。

「でもクバルカ中佐は本当にかわいいですものね。クラウゼさんもつい暴走しちゃうわよ」 

「アタシは一応上官なんだけどな・・・」 

アイシャに撫でられながら仕方が無いというようにランはビールを飲み干した。


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