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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 142

気が付いた誠を襲ったのはまず頭痛だった。次に全身に涼しげな感覚があるのが感じられた。

飛び起きるとそこは寮の誠の部屋だった。布団は乗せられているが全裸。隣を見るとごちゃごちゃと丸められた昨日着ていた服が転がっている。

「またか・・・」 

かすかに残る記憶の断片で自分が酔っ払って全裸になったことが思い出されてきてそのまますばやく箪笥からパンツを取り出してはいた。

そのまま寒い部屋の中で周りを見る。いくつかのお気に入りのフィギュアの並びが変わっているのが分かる。

「アイシャさん・・・気が付いたら止めてくれれば良いのに・・・」 

「何か言った?」 

「うわ!」 

突然背中からアイシャに抱きつかれて飛び跳ねる誠。その衝撃でお気に入りの魔法少女のフィギュアが傾いた。

「危ないじゃないですか!」 

「今飛び跳ねたのは誠ちゃんじゃない」 

じりじり迫ってくるアイシャの背中の後ろにはニヤニヤ笑う要と呆れたような表情のカウラがドアのところに立っていた。

「早く服を着ろよ」 

「顔が青いぞ。シャワーでも浴びて気合を入れなおせ」 

薄情な言葉にそのまま転がっていた昨日着ていたズボンに手を伸ばす。

「昨日はすいませんでした」 

「いつものことだよ、アタシは慣れた」 

「慣れた?本当に慣れた?」 

これまで誠の目の前で肩を突付いたりしていたアイシャが今度は顔を赤らめている要の頬をつついた。当然切れた要はそのままアイシャの頭を抱え込むと強化された人工筋肉のおかげでレスラー並みのパワーを誇る腕でぎりぎりと頭を締め付けた。

「痛い!痛いわよ!」 

「痛くしてるんだ。当然だろ?」 

そんな二人のじゃれあいに呆れたようにカウラは頭に指を当てた。

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