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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 145

「二日目・・・意外とこういうときに見つかるんだよな」 

要はスープを飲み干すとトーストに食いついた。

「そうか?まだ全地域をパトロールできたわけでは無いんだろ?それに反応が丁度よく現れるとなると確率論敵にはかなり低い話になるぞ」 

「そうよね。まあ節分前までには決着が付くといいわね」 

カウラとアイシャ。それぞれにトーストとソーセージをかじりながらそれとなく誠の方に目をやりながら食事を続けていた。

「捜査なんて・・・よく分からないですけど・・・西園寺さん。そんなものなんですか?」 

スープの味付けが少し濃すぎたのを気にするように舌を出しながらつぶやく誠に要は手を広げて見せた。

「すぐにターゲットが見つかるなら本当にすぐに見つかるもんだ。見つからない時は・・・」 

「それはあるかもしれないわね。アニメキッズの景品も欲しいと思っているときはスクラッチの点数が低くてもらえなくて、これは興味が無いから当たったらシャムちゃんにあげようとか思っているときは結構いい点数が出て好感するかどうか迷うことが多いもの」 

「その例え・・・適切なのか?」 

アイシャの独特の話題についていけないカウラが突っ込みを入れる。周りでは時間に厳しい技術部部長の許明華の部下達がすばやく食事を済ませてトレーを返しに行っている。

「じゃあ、がんばってくださいね」 

「オマエこそ潰されるなよ!」 

島田が苦笑いを浮かべながら立ち去る背中に要が声をかける。

「それにしても・・・他人任せってのは・・・」 

「それなら要ちゃんが計測器を持って走り回れば良いじゃないの」 

「アイシャ・・・テメエ一回殺してやろうか?」 

苛立つ要。誠も二人の気持ちを察しながら静かにパンをかじった。もうすっかり二人の喧嘩に慣れたカウラはため息をつきながらデザートの温州みかんの皮を丁寧に剥いていた。

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