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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 147

「また反応だ・・・」 

「ちゃんとチェックしろよ」 

「隊長命令か・・・ちょっと待て!」 

要が突然立ち上がった。その叫びに全員が立ち上がり彼女のモニターに目をやる。時々数値が跳ね上がる。特徴的なアストラルパターン。

「ほら見ろ、すぐに出やがった」 

得意げな要だがカウラがまじまじと画面を見た後ですぐに横からキーボードを叩いて事件現場で計測されたアストラルゲージパターンと照合する。

「似てはいるが・・・」 

「だろ?」 

「馬鹿ねえ、要ちゃんは。似てるから即犯人とは限らないでしょ?」 

アイシャの言葉に頬を膨らませながら一人自分の端末のキーボードを叩いているラーナに目をやった。

「東寺町・・・3丁目。古いアパートが多い場所ですね」 

淡々とつぶやくラーナの言葉が終わる前に要はそのまま腰の拳銃を確認するとそのまま部屋の奥にかけられたコートに向かっていく。

「西園寺!」 

「なんだよ!犯人かどうか片っ端から訪問して怪しい奴を引っ張れば済むことだろ?」 

「そんな胡州じゃないんだから」 

アイシャの言葉に含まれた『胡州』と言う言葉が要の暴走を止めてくれた。コートに伸ばしていた手を引っ込めると要はそのままラーナのところへと歩み寄った。

「政治犯が山ほどいる胡州なら予防検束でどうにかなりますが・・・アストラルパターンデータは証拠としての力がありませんからとりあえず事前に参考人を絞り込んでからじゃないと・・・」 

手を止めずにラーナはつぶやいた。誠も彼女が何をしているのか気になってそのまま立ち上がり要の横に立った。

「ここで例の不動産関係の資料を生かすわけね」 

納得がいったように頷くアイシャ。ようやく自分の行動を理解してくれる人物が現れたことに安心したようにラーナは頷いた。

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