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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 148

「まず・・・吉田さんからもらったキーワードで・・・」 

「なんだ?あの機械人形はラーナにはそれを教えてたのか?」 

不機嫌そうな要の肩を静かに叩くアイシャ。その様子を見て切れそうになる自分を治めるためのように要はゆっくりと深呼吸をした。

「出ました。・・・水島勉」 

画面に一人の人物の戸籍謄本が映し出される。

「前科無しか・・・別件で引っ張るわけには行かないか?」 

「西園寺。貴様は逮捕することしか考えていないんだな」 

カウラの諦めたように一言に要は舌打ちで答える。

「法術犯罪は現行犯が基本よ。とりあえず身辺を探ることから始めないと」 

そう言うとアイシャはすぐに先ほど要がコートを取りに戻った場所へと向かう。

「制服着てか?それこそ現行犯は無理になるだろうが」 

「要ちゃん・・・すぐに身辺に張り付くつもりなの?ラーナちゃん!水島とかいう人の以前の住所は分かるかしら?」 

「ええ、・・・城東区砂町・・・」 

「なるほど、まずは都心の事件の裏づけを取るのか」 

納得したように要もコートに手を伸ばす。ラーナは二人とは別に再びキーボードをたたき始めた。

「それでは水島の動向については警邏隊に把握してもらう必要があるな。ラーナ、頼む」 

カウラもそう言うと椅子にかけていたジャンバーを引っ掛ける。誠も遅れまいと同じくジャンバーを着た。

「寺町交番には資料を回しておきます。それとデータ再確認の為に私はここに残りますね」 

そう言うと再び端末に集中するラーナ。

「じゃあ行くか」 

要の一言で頷いた誠達はそのまま倉庫のような部屋を後にした。


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