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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 172

静かに北川に追尾する要。そして彼女に付き従う誠達。その行進は三階の開けたフロアーまで続いた。

「いい加減・・・出てきても良いんじゃないですか?」 

北川の言葉に自分達の存在がばれたと思った要がショットガンの一撃を加えた。銀色に光る板のような干渉空間に殺傷能力の低い弾丸が中に入っている粉を振りまきながら飲み込まれた。

「消えた?」 

要の言葉の通り北川の姿は干渉空間が消滅した時には消えていた。

「上です!西園寺さん!」 

誠の叫びと同時に銃声が響く。要は右肩を抑えて銃を取り落とした。

「西園寺さん!」 

「来るな!他にもいるぞ」 

要の叫び。次の瞬間には彼女の右腕が切り落とされて地面に転がった。

「どこ?どこ?」 

アイシャが誠の背後で叫ぶ。誠は繰り返し発動する法術の気配を感じながら手にした銃を振り回していた。

「神前!銃はバットじゃない」 

「分かってますけど!」 

「がたがた抜かす前に銃を撃て!」 

要は左手で無理に拳銃を取り出すと廊下を走って逃げていく北川の背中に三発の銃弾を発射した。

すべての弾丸が銀色の空間に消える。

「人斬りは!」 

要が叫ぶ。アイシャが銃を構えていたがその銃が広がった銀色の空間から現れた刀に両断された。

「なによ!」 

今度はアイシャが拳銃を握り締めて壁に張り付く。運良く要の向こうから銃撃してくる北川の弾丸がかつてアイシャのいた場所に着弾して煙を上げていた。

「西園寺!下がれ」 

カウラの言葉で我を取り戻した要は切り落とされた自分の右腕をちらりと見た後そのままアイシャのいる壁際に後退してきた。

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