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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 173

「とんでもねえ!ありゃ化け物だ」 

ようやく北川の銃撃から逃れてきた要が吐き捨てるように叫ぶ。切り落とされた右腕の血は止まり。相変わらずひねくれたような笑みを浮かべながら北川が隠れていた物陰をにらみつける。

「西園寺さん、大丈夫ですか?」 

「大丈夫に見えるか?片腕切り落とされたら痛いぞ」 

「それは分かるけど・・・」 

腰の拳銃を取り出してけん制射撃をしながらアイシャがつぶやく。反撃がないことから北川がすでに移動していることはすぐに分かった。

「今からでも救援を呼ぶか?」 

「なんだよ、救援呼んでなかったのか?頼むぜ隊長さん」 

カウラを呆れたような顔で見るとすぐに立ち上がる要。

「片腕じゃショットガンは無理だな・・・神前、とりあえず弾だけ取っとけ」 

そう言うと要は落ちていたショットガンを拾った。そしてそのまま誠に銃を差し出す。誠とは呆れつつ、ショットガンから弾を抜いてポケットに押し込んだ。

「他にも・・・いるからそっちを警戒しているのかしら?」 

「まあそんな感じだな。アタシ等に出会ったのは想定外の事件のはずだ。さもなきゃリボルバーとダンビラで喧嘩を売ってくる意味がわからねえ」 

要はそう言うとそのまま北川のいた物陰に銃を向ける。

「やはりそうね。となると・・・あの方々とどちらが先に水島さんに出会うかが勝負の分かれ目になりそうね」 

笑みを浮かべて周りを警戒するアイシャ。誠は緊張感に胃が痛くなるのを感じながら周りを見回す。

廃病院の壁には弾痕が見えた。

「こっちも茜クラスの使い手がいれば楽なのに・・・」 

「西園寺さん、すみません」 

「謝って済むなら少しは鍛えろ」 

要はそう言うとさらに上の階に向かう階段へと走っていった。

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