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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 177

「おい、神前・・・ラッキーかもしれねえぞ」 

拳銃を手に振り返る要がニヤリと笑う。ただ誠はそれを見ながら首をかしげた。

「西園寺。ラッキーとはどういうことだ?」 

首をひねるカウラにも要は勝ち誇ったような笑みを浮かべた。

「一瞬だがこの建物の四階で衛星通信をしている奴の反応が出た。恐らく水島が呼び寄せた使い魔はサイボーグだ」 

「使い魔?ドラゴンとかじゃないから良かったとでも言いたいの?」 

アイシャがそう言いながら四階の気配を探っていた。

「軍用義体のサイボーグ。どこがラッキーなのよ」 

つぶやくアイシャを見てさげすむように笑うと要は小走りに走り始めた。

「西園寺さん!」 

誠が驚いて声をかけると要の胴が何かがぶち当たったように倒れた。そして同時に響く銃声。

「馬鹿が!」 

カウラはそう言いながら銃を構えて走り出す。誠もまたそのまま彼女に続いた。

「痛てえ!」 

「当たり前でしょ!這ってきなさいよ!」 

アイシャが叫びつつ銃口の光を目印に銃を三発打ち込む。

『銃だ!銃だ!』 

転がっていたベッドの残骸に向こう側から悲鳴が聞こえた。

「神前、西園寺を何とかしろ!」 

カウラの言葉に誠は干渉空間を展開した。そしてそのまま床に転がってわめいている要に向かう。干渉空間に先ほどのベッドの後ろからの掃射が続けられた。

「済まねえ・・・しくじった!」 

腹から血を流している要はそれだけ言うと動きを止めた。

「カウラさん!西園寺さんが!」 

「馬鹿!脳内の血液損失を防ぐ為に仮死状態になっただけだ!さっさと引きずって来い!」 

壁際で反撃を図るカウラの言葉に我に返った誠はそのまま要を引きずり始めた。

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