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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 178

二発銃弾が誠の展開する干渉空間に吸収された時にベッドの裏の敵の動きが止まった。

『相手はベテランだ』 

「西園寺さん!」 

耳の通信端末から響く要の声に思わず手を止めた誠。

『馬鹿野郎!とっとと運べよ』 

「早くしろ!北川達も銃声で動き出すぞ!」 

壁際で叫ぶカウラ。誠は必死になって動くことの無い要の体を引きずって行く。

「いい様ね、要ちゃん」 

『ぶっ殺す!後で・・・』 

「威勢は良いのねえ・・・動けないくせに」 

『やっぱりぶっ殺す』 

動けない要の通信に背後を警戒していたアイシャが絡む。だがそこに背後からの銃弾が届いてきた。

「来ちゃったわよ!北川と例の人斬り」 

ショットガンのけん制射撃で何とか時間を稼ごうとするアイシャ。だが彼女の隣にあったパイプ椅子が半分になった時点で彼女の軽口も止まった。

「終りか・・・あっけないな」 

カウラのつぶやき。それを聞いた時誠の中で何かがはじけた。

誠は立ち上がりまわりに干渉空間を展開する。

「誠ちゃん!死ぬ気?」 

アイシャの言葉は誠には届かなかった。階段付近からの北川の拳銃弾と奥のベッドからのライフルの銃弾が次々と銀色に輝く誠を覆う干渉空間に命中しては消える。

「神前・・・」 

『誠?』 

つぶやくカウラ。要は唯一自由の利くタレ目を誠に向けた。

『なんだありゃ?』 

階段近くで北川が叫ぶ声が誠達にも聞こえてきた。


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