スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 180

「起きたか・・・」 

廃病院の中庭の仮設ベッドの上で誠は目を覚ました。

「北川とかは?」 

「逃げられちゃったわよ」 

アイシャが心配そうに毛布に包まれた誠を眺めている。

「やはり・・・そう言えば西園寺さんは?」 

「ああ、西園寺はそのまま義体の交換だそうだ」 

「工場で修理。おもちゃみたいね」 

カウラの声に誠は少しばかり安心して周りを眺めた。深夜の闇の中、煌煌と廃病院が照らされている。

「これで終りですね」 

「そうなのか?」 

浮かない顔のカウラに誠は少し首をひねっていた。

「法術の可能性が示されたんだ。今回の件で確実に今までは任意だった法術適性検査が強制になるだろうな」 

「そしてさらに不気味な能力者が増えると言うことであちこちで憎しみ会う人間が増えるわけね。なんだか・・・人間と言うものは業が深いわね」

アイシャが力なく笑うのが見えた。誠はそれを見ながら上体を起こした。

「あと・・・僕が剣を呼んだのは?」 

「呼んだのか?まあ・・・そうかもしれないな」 

「それだけの力がオメエさんにはあるんだよ」 

そこに突然現れた長身の男。カウラが敬礼していることからそれが保安隊隊長嵯峨惟基特務大佐であることが分かった。

「隊長・・・」 

「いいよ寝ておけ。まあ・・・オメエさんが仕留めた義体だが。元アメリカ軍の兵隊さんだそうな」 

「元?」 

誠は口にタバコを加えてつぶやく。その言葉に誠は不思議そうに首をひねった。


FC2 Blog Ranking
スポンサーサイト

テーマ : *自作小説*《SF,ファンタジー》
ジャンル : 小説・文学

コメント

Secret

プロフィール

ハシモト

Author:ハシモト
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。