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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 182

その日、誠は殺気を感じて目覚めた。時計は5時45分を指している。まだ起きるのには早い。事実寮のほかの部屋には動きのようなものは感じられなかった。

「眠れないか・・・」 

一月半ばの寒気が全身を覆いつくしたのでそのまま誠は起き上がった。そしてそのまま部屋の端の棚に目を向ける。

「あさってだったよな」 

その棚にはびっしりとアニメのヒロインのフィギュアが並んでいた。半分は誠が作ったものだったが入隊してからはあまり作ってはいなかった。

「そろそろ作ろうかな・・・」 

「何を作るんだ?」 

「うわ!」 

背中からの女性の声に誠は棚に倒れそうになるのを上手くかわしてそのまま畳に転がった。

「西園寺さん!直ったんですか?」 

「おうよ、修理完了だ・・・それにしても気持ち悪りいなあ。人形見つめてニヤニヤ笑いやがって」 

「良いじゃないですか!それより何で今の時間に?」 

そう言う誠だがすでにジャージに着替えて要の背中の後ろに立つカウラとアイシャの落ち込んだ表情でなんとなく予想がついた。

「ランニングにでも?」 

「そう言う事だ。豊川署にいる間はしてないだろ?たるんできてもうそろそろ自主的にやろうと言う気になるだろ?エース殿」 

タレ目の端をさらにたらしてにやける要。誠は大きくため息をついた。

「ごめんね誠ちゃん。止められなくて・・・」 

「クラウゼさんいいですよ。着替えますから」 

「え?」 

聞こえない振りのアイシャにため息をつきながら誠は箪笥をあけてジャージを取り出した。


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