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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 184

「朝食!」 

さっと飛び上がりアイシャが要からトレーを奪う。そして何事も無かったようにお玉を手にしたヨハンの前に立った。

「テメエ・・・」 

「ぼんやりしているからでしょ?この前だって簡単に片腕斬られて腹に銃弾を受けて・・・」 

「オメエなら大丈夫とでも言うつもりか?」 

「そこまで言うつもりは無いわよ・・・でも今現にこうしてトレーを奪われたわけだし」 

アイシャの言葉に言葉をのむ要。その様子を見ながら笑顔のカウラが一番早くヨハン達から朝食をトレーに受けて一番手前のテーブルに着いた。

「カウラちゃん・・・」 

「早く食べろ。ランニングをするなら食べてしばらくは動かない方が良いんだろ?」 

平然と食を進めるカウラに要とアイシャは顔を見合わせると並んでいた島田達整備班員ににらみを利かせてそのまま割り込む。

「神前!オメエも早く食え」 

要の言葉に苦笑いを浮かべると誠はそのまま列に並ばされた。

「でも・・・ランニングから帰ってから食事の方が良いんじゃないの、ホントは」 

アイシャの何気ない言葉に要の頬がぴくりと震えた。

「考えてなかったみたいだな・・・」 

「一応俺達は生身なんで・・・食べてすぐに運動すると腹痛を起こすかも知れませんよ」 

カウラと島田の言葉が呆然と立ち尽くす要に止めを刺した。

「うるせえ!それだとヨハンが食べ過ぎるだろ?」

「何で私のせいなんですか!」 

責任を擦り付けられたヨハンが叫ぶ。それを見ながらアイシャは何事も無かったかのようにカウラの隣に座って食べ始める。

「早くしなさいよ。冷めちゃうわよ」 

アイシャのちゃっかりした態度に切れそうになる要を見ながら誠も彼女の正面に座ってスープをすすることになった。


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