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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 191

「みんな!有難う!」 

純粋無垢な表情で手を振るリアナ。SP気取りのシャムが彼女の前で手を振る隊員に目を光らせている。

「なんでシャムが?」 

「吉田君から頼まれたんでしょ?お姉さんが喜びすぎて無理しないようにそして・・・」 

アイシャの言葉が終わらない時にすでにリアナは手にマイクを握っていた。

「皆さんのおかげでここまで来れました・・・私は・・・私は・・・」 

「お姉さん!演歌禁止!」 

早速シャムがリアナからマイクを取り上げた。

「なんで?シャムちゃん!」 

「おなかの赤ちゃんがかわいそうでしょ?」 

シャムに言われてしばらく理解できないというように首をかしげるリアナ。誠もリアナの電波演歌の被害を体験したことがあるので胸をなでおろした。

「胎教・・・どうなると思う?」 

「要ちゃん・・・私に聞かないでよ」 

要の問いに半分やけになって答えるアイシャ。リアナはシャムからマイクを取り上げられて少ししょげながら廊下を隊長室へと歩いていた。

「おめでたいな」 

「なに?カウラちゃんが言うと皮肉みたい」 

「別にそんなつもりは無いがな。私も興味深い出来事だと思うよ」 

「硬いねえ・・・もう少し柔らかく物事考えなきゃ」 

不器用に笑うカウラに要が呆れたような視線を送る。

「それじゃあ・・・私は色々あるから」 

「サボるなよ」 

アイシャは要にチャカされながら階段を駆け下りていく。要とカウラは安心したように深呼吸をした。

「それじゃあ詰め所に行くぞ」 

そう言うとカウラは更衣室で着替え途中の誠に一言言うとリアナ達の行列に付き合って廊下を実働部隊の詰め所へと歩いていった。

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