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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 193

「それにしてもアイシャ。行けるか?」 

「隊長の指示なら」 

「指示よりもオマエさんのやる気が重要だ。行けるか?」 

嵯峨の言葉に部屋の中の人々の視線がアイシャに集中する。アイシャは照れたように自分の頬を右手でつつきながら嵯峨を見つめていた。

「できる限りがんばります」 

「まあいい返事だ。できないことはやっぱりできないからな」 

アイシャの答えに満足したように嵯峨が笑う。それを見てリアナは手を叩いた。

「それじゃあお祝いしないと!」 

「酒抜きでな」 

「えー!」 

マリアの『酒抜き』の一言に要が思わず叫んでいた。

「あのねえ、要ちゃん。リアナお姉さんのお腹には赤ちゃんがいるの。分かる?」 

「だからってアタシ等まで酒禁止なのか?」 

不満そうに周りを見る要。だが誰一人として助け舟を出す様子は無かった。

「主賓が飲めないのに祝う側の人間が飲んでたら意味ねーだろ?そのくらい分かれよ」 

子供のような体に似合わず酒飲みのランに言われて要がうなだれた。

「それは良いとして・・・シャム!」 

衛兵の真似をしているシャムに声をかける嵯峨。声をかけられてすぐにシャムはドアを開けて飛び出す。そしてそんな彼女の相棒である吉田もあとに続いた。

「バーベキューの準備ですか?でも寒いですよ」 

誠の言葉に嵯峨は苦笑いを浮かべる。

「一応うちでのしきたりみたいなもんだ。リアナには毛布でもかけておけば良いだろ?」 

「ええ、にぎやかなのは赤ちゃんも喜びますよ」 

そんなリアナの一言に場は一気に和やかなものへと戻り始めた。


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