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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 194

「ああ、ついでにお前等!」 

「アタシ?」 

嵯峨の声に振り返る要。きょとんとしているアイシャも思わず嵯峨に目をやる。

「とんでもない化け物がいたらしいじゃねえか・・・桐野だろ?」 

何気なく言ってみせる嵯峨だがその目は先ほどと違い光をはらんでいた。

「叔父貴のかつての部下だろ?調べたよ」 

「知ってるか・・・」 

「部下?調べたって・・・」 

要のタレ目がしっかりと嵯峨を見ているのを見てアイシャは戸惑うようにつぶやく。

「前の大戦で胡州幼年挺身隊の隊長として俺の下にいたんだよ、アイツは。そこで俺に能力を見出されたのは良いが・・・」 

「そのまま人殺しが趣味にでもなったんですか?」 

「ベルガーは鋭いねえ。今は例の『ギルド』に属して荒事を専門に仕切っているそうだ。例の北川とか言う法術師がお守りでついているらしい」 

「まるで知ってたみてえな口ぶりだな。叔父貴よ」 

要に突かれるとそのまま背を向けて外を向く嵯峨。それをみて要は嫌味のように敬礼するとそのまま部屋を出ようとした。

「私達もお手伝いしていいかしら?」 

「お姉さんは・・・賓客じゃないの」 

アイシャの言葉に首を振りながらランとマリアに目をやるリアナ。仕方が無いと言うように二人はそのままリアナに釣られて廊下に出た。

「隊長も難しい立場なんだから。分かってあげないと」 

リアナはそう言うとそのまま笑顔でクラッカーを鳴らす実働部隊や管理部員の輪の中へと飛び込んでいった。

「やっぱりかなわねえや」 

要はそう言うとそのあとに続いた。


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