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遼州戦記 保安隊日乗 低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 59

「ともかく島田。オメーは明華にもらった仕事をちゃんとしろ。終わったらアタシが明華に話をつけてやる。それでいーか?」 

 ランに見上げられれば島田も断れなかった。ただ力なく頷く島田を見て満足げにランはさじを進めた。

「しかし・・・次の事件はこっちで起こるんですかね?たまたま気まぐれでこっちで事件を起こしてまた都内に帰っちゃったとか・・・」 

「心配性だなアイシャ。それならそれでいーんだよ。アタシ等の管轄の外の事件と言うことになる。茜の嬢ちゃんがこれまで作った隊長のコネを使って犯人を挙げれれば儲けものだな」 

 淡々とランがつぶやく。そしてその言葉が響くたびに菰田達のボルテージが上がるのが嫌でも見える。ささやき、つぶやき。その中に『幼女』と言う言葉が混じっているのでいつ爆発するかと誠は気をもんでいた。

「ああ、それと菰田!」 

「はい!」 

 ランに呼びつけられてシンパに守られながら立ち上がる菰田。だがその回りの連中は明らかにそんな命令口調のランの態度に萌えていた。

「飯食ったら出勤だろ?無駄話してるんじゃねーよ!」 

「了解しました!菰田曹長、これより駐屯所へ向かいます!」 

 さすがにランの怒りが爆発するまでに去ろうとするが、Mっ気のある隊員が残ろうとするのを何とかなだめすかして食堂を出て行く。

「アイツ等何しにここに配属になったのかわかってんのかねー」 

 そう言うと最後の一口を口に運ぶラン。さすがの誠もその姿には萌えを感じざるを得なかった。

「誠ちゃん。私達のフィギュアよりもランちゃんの方が売れそうよね」 

「クラウゼ。つまらねーこと言ってるとはたくぞ」 

 そう言いながらランはテーブルの上の粥のどんぶりを持って立ち上がった。

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